タイ証券取引所(SET)は15日、再生エネルギー事業会社のエナジー・アブソリュート(EA)の株取引を停止した。また同社をESG格付けリストから外すことを決定した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、証券取引員会(SEC)は12日、2013年から2015年にかけて、同社が太陽光発電所向けに海外から機器やソフトウェアを購入した件に関する詐欺の疑いで、創業者のソムポート・アフナイ氏と副最高財務責任者のアモーン・サブタウィークン氏を、司法省特別捜査局(DSI)に告発していた。
バンコク・ポストによると、ソムポート氏は週末に最高経営責任者を辞任。後任のソムチャヌク・エントラクル氏は、同社の詐欺疑惑を調査するため、取締役会が委員会を設置したと述べた。
SECは声明で、同社のポーンラート・テチャラッタノパス氏も設備調達に関しており、3人は取引で合計約35億バーツの利益を得たとしている。SECは、追加の法的措置を取るため、DSIとマネーロンダリング対策局に提訴したと述べた。