セントラル・ショッピングセンターを運営するタイの不動産開発会社セントラル・パタナは14日、2024年から2029年の5年間で1210億バーツを投入し、店舗改修と新規商業施設の出店を計画していると明らかにした。マティチョンが報じた。
CPNのワラヤ・チラティヴァット最高経営責任者(CEO)によると、タイの顧客の購買力は昨年以来、コロナ渦前の水準に回復。ビザ免除制度の影響で、外国人旅行者の来店も増加しているという。
同社は予算の6割を新規開発、2割は改装、残り2割は拡張に充て、年間平均200億バーツのペースで計画を進める予定。
2024年は、1月にオープンしたセントラル・ナコンサワンと、3月30日にオープン予定のセントラル・ナコンパトムを含む13の新規事業の立ち上げを目指す。
不動産開発事業では、東部ラヨーン県に住宅事業10件と、新規ホテルを開業する予定で、2024年末までに同社のショッピングセンターは42件、コミュニティーモールは17件、住宅事業は43件、ホテルは10件、オフィスは10件となる。
2025年は45億バーツを投入し、南部クラビ県にセントラル・クラビをオープンする。
施設の改修には5年間で230億バーツを投入する。対象のショッピングセンターは、セントラル・ピンクラオ、セントラル・バーンナー、セントラル・チェンワッタナ、セントラル・ラッタナーティベート、セントラル・パタヤ、セントラル・マリーナ。
また同社は、合計面積約220万平方メートル以上の複合施設を開発する計画。1施設当たりの投資額は約200億バーツで、デュシット・セントラルパークから着手する。今年9月にデュシッタニホテルをオープンし、2025年にはオフィスビルとセントラルパークショッピングセンターをオープンする予定。