合同会社36チャンバーズ・オブ・スパイスは、旅行ガイドブック大手「地球の歩き方」監修のレトルトカレー商品「世界のカレー図鑑レトルトカレーシリーズ」を元日に発売する。
第一弾として、タイ北部の郷土料理「ゲーン・ハンレー」、イギリスの「チキン・ティッカ・マサラ」、エチオピアの「ドロ・ワット」の全3種のレトルトカレーを展開する。
「ゲーン・ハンレー」はタイ北部の郷土料理。“ゲーン”は汁気の多い煮込み料理を指す言葉で、“ハンレー”はミャンマー語で豚肉のカレーを意味している。日本で広く親しまれているグリーンカレーなどの一般的なタイカレーと違い、ココナッツミルクを使っていないのが特徴の1つで、生姜の辛味や落花生のコク、タマリンドの酸味が効いているという。
具材には厚みのある豚バラ肉を使用。タイ風豚の角煮カレーのような仕上がりになった。
同社は「エスニック料理はちょっと苦手……という人にこそぜひ食べてほしい一品です」としている。
監修に際し、「地球の歩き方」編集長の宮田崇氏は、「まだ知られていない味を人々にお届けすることにこだわった。海外文化を扱うプロである以上、誰もが知っている定番カレーを出しても意味がありません。誰もやっていないことをやりたかった」と語っている。
「地球の歩き方」の旅の図鑑シリーズは、海外旅行のガイドブックを発行できなくなったコロナ渦に誕生。「世界のお菓子図鑑」や「世界のお土産図鑑」など、世界各地の雑学を紹介している。「レトルトカレーの監修」という異色のコラボとなった今作は、シリーズ12作目となる。