味の素の連結子会社タイ味の素は29日、タイ中部サラブリー県にあるノンケー工場の風味調味料「Ros Dee(ロッディー)」の生産能力を増強すると発表した。投資額は8億バーツ(約24億円)。
タイの風味調味料市場は、中間所得層の拡大を背景に世帯あたりの使用量の増加、また屋台を中心とした外食市場での使用機会の拡大によって、市場規模が過去5年で約1.3倍の約7万トン(2015年度同社推定)に拡大しており、引き続き市場が拡大すると見込まれている。
このことから、同工場の生産設備の増設と包装工程での自動化による生産効率の向上によって「ロッディー」の生産能力を約40%増強、また異物混入防止やトレーサビリティ強化のための設備を充実させ品質管理を徹底していくとのこと。
[ロッディー」は1979年に販売を開始した風味調味料で、現在4品種を販売しており、同市場ではタイ国内でトップのシェアを誇る。