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　国際協力銀行（ＪＢＩＣ）は、みずほ銀行（ＭＨＢＫ）との間で、日本製紙によるタイ法人フェニックス・パルプ＆ペーパー（ＰＰＰＣ）の株式取得に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結したと発表した。

　ＪＢＩＣはＭＨＢＫを通じて、最大６０００万米ドルの融資を行う。買収総額は３３億２７００万バーツ（約１億１００万米ドル）。

　ＰＰＰＣは、ＳＣＧパッケージングの子会社で、タイで製紙事業を中心に植林事業及びパルプ事業を展開している。日本製紙が同社の株式を取得することで、成長市場である東南アジアに製造拠点を獲得することができる上、ＰＰＰＣ及びその関係会社の持つ東南アジアにおける販売網を活かし、今後需要が見込まれる特殊紙等の高付加価値の製品を生産、販売していくことで、日本製紙の総合バイオマス企業としての持続的な成長を企図しているとのこと。