移動体通信2位のトータル・アクセス・コミュニケーション(DTAC)の親会社であるテレノールグループが、一部メディアに対して先月28日に軍事政権からフェイスブックへのアクセスを規制するよう指示されたと明かしたことから、国家放送通信委員会(NBTC)からDTACへの批判が出ている。
タイ地元紙によると、NBTCのセータポン副会長は、今回親会社が一部メディアに漏らした情報について、現在の状況下で明かす内容でなくマナー違反だと批判し、今後DTACの外国人による株式保有比率を詳しく調査する必要があるとDTACへの締め付けを強化する考えを示した。
今後外資規制に引っ掛かることが判明した場合、4G帯域の参加権利を剥奪することもあり得ると語っている。
DTACは、以前からテレノールグループが上昇するノルウェーやシンガポールの証券取引所への報告書で、タイで規制されている外資出資比率の上限49%を越える記載をしており、業界3位のトゥルームーブから違法だと訴えられるなど問題になっていた。