バンコク都内中心部にできたコンテナー製の病院施設が、物珍しさから話題となっている。
タイ地元紙によると、施設がコンテナーでできた病院は、バンコク都内バンラック区シーロム通りにあるラードシン病院の仮施設。
外来患者の急増によって拡張中の病院施設の一時移転先として、病院近くの専用駐車場に大小66個のコンテナを運び込み、2階建ての臨時病院施設として利用されている。
簡単な診断のみができる簡易施設と思いきや、ICU、X線検査室などの施設も完備されている。
同病院のブンチャイ副理事長は、以前は一日あたりの外来患者は600-800人程度だったが、最近2200-2500人にまで増加しており、これまでの施設のみでは対応しきれなくなっていたため、施設の拡張工事の必要に迫られていたが、増加する外来患者に対応しつつ、施設の拡張工事を行うには、通常の方法では予算内で収まらなかったため、苦肉の策としてコンテナー製の臨時施設を設置し、そこで増加する外来患者の対応を行うことになったと語っている。