タイってどんな国?
どの辺りにある国なの?
そんな人の為の特集第一弾です。
タイは東南アジア中央部に位置する、南国リゾート地として、昔から日本人にとても人気のある国です。青い海がきれいなプーケット、パタヤといった世界的に有名な観光リゾート地を保有。またアユタヤ、スコータイといった世界遺産もあり、他ワット・ポー、ワット・プラケーオ、ワット・アルンといった観光スポットがたくさんあります。そのため老若男女問わず、毎年100万人を超える旅行者が日本から訪れています。最近に至っては、日本人に有名なトムヤムクンを始めとしたタイ料理もじわじわと人気が出てきています。
これだけいろいろなものがあるタイ。
特に何よりも魅力的なのは物価の違いでしょう。
国内旅行と変わらない金額で海外旅行に行ける。
それにその旅行先でお金がそれほどかからない。
これはタイに日本人が来る一番の理由でしょう。
ここでタイってどんな国を簡単に説明します。
タイについて簡単な概要をまとめてみました。
タイ王国概況 |
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面積 | 51万4000平方キロメートル(日本の1.4倍) |
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人口 | 6242万人(2005年) |
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首都 | バンコク(人口:約650万人) |
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気候 | 熱帯性気候 乾季:11月〜3月 雨期:6月〜10月 |
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時差 | 日本=−2時間 |
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通貨 | バーツ、サタン |
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民族 | タイ族、華僑、マレー族、山岳少数民族等 |
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言語 | タイ語 |
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宗教 | 仏教:95%、イスラム教:4% |
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参照:外務省 |
その中でも今回はタイの国王について少しお話しします。
上記タイ概要にも書いてありますが、タイは正式にはタイ王国(Kingdom of Thailand)という国名で、プミポン国王(ラーマ9世)という立憲君主制の国です。
日本において天皇の位であると考えると、分かりやすいのではないでしょうか。
このプミポン国王という方は、国民から絶大な支持を得ています。
というのも国王が過去に行なってきた業績があるためでしょう。
そのため街には国王を讃える写真が、街中あちこちにあります。
また毎日公共機関では必ず国王賛歌が流れます。
また映画館では放映開始前に、流れることになっています。
タイ国民はかならず起立しています。
それだけ愛国心、プミポン国王への尊敬の念を持っているのでしょう。
また国王を侮辱する行為をすると『不敬罪』という罪が存在します。
かなり変わった罪になっていますが、
これで逮捕されることが多いのは基本的に外国人のようです。(当然タイ人は基本的にしません。)
国王の絶大な影響力の一例としてこれから一つ挙げてみます。
タイは2006年9月に軍事クーデターが起きました。
クーデターというと基本的に戦争のようなものをイメージするのではないでしょうか?
ですが、このクーデター、結局誰一人血を流すものはいませんでした。そのため『無血クーデター』とも言われています。
このクーデターはタクシン首相という方が金銭に絡んだ汚職をしていたということもあったのですが、国王を少し軽視した発言をされたということもクーデターを引き起こした原因があります。
このクーデターが国民誰一人傷つかず無血で終えることができたのは、国王がクーデターを認めたことによるところが大きいといわれています。
このようにプミポン国王は、いついかなる時も国民から絶大な支持を集めています。
これで不敬罪でタイ人が捕まることが少ない理由が、分かったのではないでしょうか?
今回はタイの中心のプミポン国王について簡単にさらっとまとめてみました。
それでは次回、タイってどんな国?−part2をお楽しみに。