昨日(8日)SET指数が前日比8.06ポイント減の722.50と年初来安値を更新したことは、外国人投資家がプレアビヘア問題や元下院議長ヨンユット氏の選挙違反の判決が下される日であったことから買い控えられ、31億9684万バーツと売り越した。
タイ地元紙に対しシティーコープ・セキュリティーズ(タイ)のトンマクット氏は、タイ国内ではカンボジアが単独で世界遺産申請することに否定的な意見が多く出ていた中、同相が政府に先んじて認めたことなどから、上下院議員を中心に裁判所に訴えられ、先日同相の行為は違憲であるとの判決が下された件について多くの問い合わせがあったと述べている。これは投資家が、昨日(8日)判決が下された元下院議長ヨンユット氏の選挙違反についての情報は得ていたが、プレアビヘアの問題は知らない人が多かったためだという。
またアジア・プラス・セキュリティーズ(ASP)CEOのコンキアート氏は、ヨンユット氏の判決はマーケットの予想通りだが、現在のような先行き不透明な政治情勢では、外国人投資家などが長期投資をすることはないだろうと述べている。