22日、国家安全保障評議会(CNS)が同日午前開かれた会議を最後に解散したと発表した。CNSは、2006年9月19日に起きたクーデター後に結成された評議会で、2007年12月に行なった下院総選挙により誕生した6党連立政権による新政府誕生により、役目を終えたため解散することになった。
またこの発表の中でタクシン元首相に対して、現在疑惑をもたれている部分を晴らす為にも、早期に帰国することは問題は無いと述べている。2006年のクーデター以降一度もタイに帰国する事が出来なかったタクシン元首相が、ようやくクーデター政権側から帰国を認められた。結果的にクーデターを起こした軍部が、下院選の国民投票で否定される結果となり、タクシン元首相の帰国を認めざるを得ないことになっていた。