タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)の一部が、ラーチャプラソン交差点から移動したことで、在タイ日本大使館から注意喚起が行われています。
以下在タイ日本大使館より転載
反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起
(2010年4月9日12:00現在)
1.タイ政府によれば、UDDは、本9日(金)にバンコク都内数カ所(UDDは、具体的な場所を公表しておりません)にデモ行進を行うとの情報に接しており、具体的な行進場所が公表されていないため未確認であるとしながら、タイ政府関係者の公邸、私邸、政府主要機関、軍関連施設等に行進を行うことが予想されるとのことですので、報道等により最新情報を入手するようお願いいたします。
2.なお、9日(金)午前12時、タイ政府はテレビ中継にて、UDDのデモ隊のうち一部がパンファー橋(王宮付近)及びラチャプラソン交差点(セントラルワールド/伊勢丹付近)から移動を開始し、
『パトゥムタニー県ラートルムゲオ郡に所在するテレビ局「PTVチャンネル」(UDD系テレビ局・タイコム社)』
に向かっていることを認め、同地域での集会に関し、デモ隊が話し合いによる解散に応じない場合には、放水・催涙ガス等を使用しての鎮圧を行う用意がある旨発表をしました。
実際に軍・警察等がデモ隊に対する鎮圧を行った場合には、その周辺では大きな混乱が生じる可能性も排除できません。
3.つきましては、タイに渡航・滞在される方は、本情報を基礎情報として、今後とも報道等から引き続き国内の治安情勢に関して注意を払い最新情報の入手に努めるとともに、今後とも集会・デモ等が開催されている地域の付近には近づかないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511