12日23時57分頃、タイ・バンコクのチャトゥチャック区にある飲食店で大規模な火災が発生し、少なくとも30人が死亡した。24人が重症、15人が中程度のけが。各地の病院で治療を受けている。
タイラットなどの報道による、現場はラートプラオ通りソイ1にある平屋建て飲食店「ローン・ビール・ラートプラオ」。当時、店内には約300人の客がいた。消防車が急行し、約30分で鎮火した。火が急速に燃え広がり、店は全焼した。
バンコクの災害対策当局は、天井エアコンの電気ショートが火災の原因となった可能性があると初期評価を発表。警察は、非常口の問題や配線の過負荷などが原因の可能性があるとしている。
13日1時20分、アヌティン・チャーンウィラクン首相が現場を視察。死者の多くは煙を吸い込んで死亡したと述べた。店内にいたミュージシャンの証言では、ステージ上のブレーカーから火災が発生し、停電と爆発が起こったという。
同時刻に現場を視察したチャッチャート・シッティパント都知事は、天井の装飾などが原因で、火が天井から正面入り口に向かって急速に燃え広がったと説明。非常口のある建物奥へ客が殺到した。混乱の中、トイレに駆け込む客もいて、多くの犠牲者がトイレや非常口前で意識を失い、避難経路をふさいだという。
都知事によると、店が入っている建物は1970年建造。店は酒類販売許可を取得し、食品と音楽エンターテイメントの提供に関する許可を得ていた。4月に実施した検査に合格していたという。非常口は4つあった。
バンコク防災局のスリチャイ局長は、「通報を受けて消防隊が5分以内に到着したが、すでに火が建物全体に燃え広がり、内部に入るのが非常に困難だった」と述べ、内部はテーブルや椅子で避難経路がふさがれ、猛烈な暑さだったと語った。
店は公式フェイスブックで謝罪。現状報告を続けている。