タイ国立開発行政研究院(NIDA)の調査で、高齢者がメンタルヘルスサービスを利用する際の課題が明らかになった。多くの高齢者は、精神的ストレスやうつなどを相談できるホットライン(1323番)を知らず、主に家族が介護を負担していた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、NIDAはこのほど、NIDA高齢社会研究センター(Center for Aging Society Research:CASR)と共同で実施した「タイの高齢者はどの程度・形態のうつ病か」と題した調査結果を公表。調査は3月30日から4月2日の間に、全国の60歳以上1310人を対象に実施した。
ラマティボティ病院医学部のマノック教授が開発した基準に基づき、患者健康質問票を用いて調査したところ、高齢者の76.6%が「うつ病無し(0~4点)」と回答。次いで「軽度のうつ病」16.9%(5~8点)、「中程度のうつ病」5.2%(9~14点)、「重度のうつ病」0.8%(15~19点)、「非常に重度のうつ病」0.5%(20点以上)と回答した。
うつ病を経験している高齢者の解決策に関しては、「家族と話す」42.4%、「運動」36.1%、「友人と会う・外出」34.8%、「フェイスブックの利用」23.7%、「LINEの利用」21%、「家の掃除や庭の手入れ」8.4%、「ゲーム・読書・映画鑑賞・音楽」8.1%、「仏教の教えを聞く・祈る・瞑想」3.9%、「睡眠・休息」3%、「ボランティア活動」2.5%、「観光・買物・功徳を積む・寺院参拝」2.3%、「TikTok の利用」1.9%、「YouTubeの利用」1.5%、「ビタミン剤・ストレス解消薬の服用」0.4%、「犬・猫・魚を飼う」0.3%。