タイ地元紙によると、タイ東北部ルーイ県で借金の返済に困り、娘(18)を6万バーツで売ろうとしていた両親がいることがわかった。
この娘を売ろうとしていた廃品回収を営む父親(47)と母親(44)によると、多額の借金を抱え娘を手放さなければならなくなった理由について、この母親の親が生前に糖尿病に患い多額の治療費を必要とし、様々な高利貸しから借金をしたためだとしている。
既に自宅を約15万バーツで売却し借金の返済に充てたものの借金完済とはならず、その後も某高利貸しから1万5000バーツほど借りたが、日利が750バーツと高額だったことなどから、借金が減らず利子を返すのみで精一杯だったことや、毎日借金の取立てがあったことから、遺書も書いて自殺を考えたという。
その後、社会開発・人間の安全保障センター等の期間が債務処理を行った結果、日払い返済の借金を完済し、残りは月払い返済の借金を残すのみとなったという。また債権者と交渉し、これ以上利子の取立ては行わず、元本を返済するのみとなったとのことだ。そのためこの両親も娘を売ることを取り止めたという。