タイ地理情報科学・宇宙技術開発庁(GISTDA)は、チャオプラヤーダムが放水量を増加した影響で、バンコク都やパトゥムターニー県、ノンタブリー県の一部地域では今後数日間、洪水の危険性が高まると警告した。
バンコク・ポストなどの報道によると、熱帯暴風雨カルマエギの影響で増水したタイ北部の河川からの流入に対応するため、王立灌漑局は8日、チャオプラヤーダムの放水量を毎秒2750立方メートルから2800立方メートルに増加。チャオプラヤー川と支流の水位が上昇し、洪水の危険性が高まっている。
ノンタブリー県では、パーククレット郡とバーンクルアイ郡で特に注意が必要。ムアンノンタブリー郡にあるシーブンヤーノン校は3日間の急行を発表し、10~12日にオンライン授業を行う予定だ。
パトゥムターニー県では、チャオプラヤー川両岸とサームコーク郡からムアンパトゥムターニー郡にかけて注意が必要。
バンコク都では、バーンプラット区とバーンコークノーイ区、バーンコークヤイ区、トンブリー区が主要な洪水防御施設の外側に位置しているため、注意が必要だ。