防災局は、バンコク北部のタイ中部パトゥムターニー県の住民にSMSで洪水警報を発出した。チャオプラヤー川の水位は歩道と同じ高さに達し、あと20センチ上昇すると、バンコク首都圏に大洪水の危険が迫った4年前の水位と同水準になる。
カオソッドなどの報道によると、チャオプラヤーダムは、9日午後4時38分の水位状況の発表を受け、毎秒2800立方メートルの放水を実施。14日まで高潮期間でもあるため、パトゥムターニー県(ムアン郡、サームコーク郡)やノンタブリー県(パーククレット郡、ムアン郡)のチャオプラヤー川沿いの住民は、水位の上昇に警戒が必要だ。
同局は、チャオプラヤー川と支流の沿岸、低地の住民に対し、水位上昇に備えるよう警告。パトゥムラーニー県の住民がムアン郡のチャオプラヤー川の水位を確認したところ、水位が歩道まで達し、あと20センチ上昇すると2021年の水準になると分かった。