タイ・バンコクではバーンラック区では、芸術家の壁画にスプレーで落書きをして上書きする「爆破」事件が相次ぎ、住民は本格的な法的措置を求めている。
マティチョンなどの報道によると、同区チャルーンクルン・ソイ30では、タイとEU大使館が共同で取り組む「クルンテープ・クリエイティブ・ストリート」事業の一環でスペイン人アーティストが描いた壁画を、外国人3人がスプレーで塗りつぶす事件が発生。警察は先月29日に1人を逮捕したが、2人が逃走中。
住民は、アーティストへの敬意の欠如や、都市への悪印象だと批判。チャッチャート・シッティパン都知事は、「容認できない行為だ」と非難した。
共同で事業を主催したタイ駐在フランス大使館は公式フェイスブックで、「犯人たちは芸術の美しさを損なった」と投稿した。
一方、フェイスブックページ「Drama-addict」には、シーロム地区でも同様の被害が発生したとメンバーからの報告があった。