タイから麻薬粉末ケタミンを約42キログラム密輸入しようとしたとして、門司税関は22日、関税法違反でタイ国籍の女3人を福岡地方検察庁に告発した。同税関によると、ケタミンが麻薬に指定された2007年以降、国内で一度に摘発された量は全国で最高。
同税関によると、告発されたのは、自称会社員のグリンスパン・モンチター(23歳)と、自称自営業(食品販売員)のトーンマーク・グリティヤポン(23歳)、自称会社員のプンジアム・プティターの3人。税関によると、押収量は個人使用の量を超えているという。
3人は8月30日、タイのドンムアン空港からからマレーシアのクアラルンプール国際空港へ渡航し、ケタミン粉末約42キログラムを入手。シンガポールを経由して9月4日に福岡空港へ到着した際、ケタミンをスーツケース3個に隠して密輸入しようとした。空港税関職員が入国検査で発見した。