タイとカンボジアの対立に関するタイの世論調査で、タイ国民の7割が「カンボジアのフン・セン上院議長を信頼できない」と答え、対立の原因は、フン・セン氏の領土拡張への野心と私利私欲のため考える人が多かった。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、国立開発行政研究所(NIDA)は6月30日から7月2日、18歳以上の全国1310人を対象に、「フン・セン前首相の行動」に対する国民感情に関する調査を実施した。質問と回答は以下の通り(複数回答可)。
・フン・セン氏は自分の利益のために行動した:67.63%
・フン・セン氏は信頼できる人物ではない:57.25%
・フン・セン氏の発言は信用できない:44.66%
・フン・セン氏はタイ国民の間に分裂を起こそうとしている:40.53%
・フン・セン氏はタイの領土奪取を目指している:25.34%
・フン・セン氏はタイの内政に干渉している:18.85%
・フン・セン氏はタイの政治に関する秘密を暴露しようとしている:14.12%
・フン・セン氏はカンボジアの国益のために行動した:9.31%
・フン・セン氏はカンボジア国民のために行動した:3.36%
・フン・セン氏の発言は信頼できる:0.53%
・フン・セン氏はタイとカンボジアの対立を解決しようとしている:0.53%
また、フン・セン氏がタイの首相が3カ月以内に交代すると予測したことに関して、回答は以下の通り(複数回答可)。
・フン・セン氏の発言を信じられない:43.05%
・フン・セン氏は根拠なく予測した:34.12%
・タイ人の間に不和を生み出すことを意図したもの:33.97%
・首相の交代は可能だが、予測は不可能だ:30.31%
・フン・セン氏は単にタイ政治を分析したいだけ:25.34%
・タイへの内政干渉だ:19.01%
・フン・セン氏は諜報活動による情報で予測した:14.66%
・ペートンターン・シナワット首相に対する警告だ:10.69%
・予測は信頼できる:7.25%