ステロイドを混ぜた伝統漢方薬ジンダマニー粉薬は、命の危険を及ぼす可能性があると、タイ・チェンマイ県の公衆衛生局(FDA)が注意喚起している。
マティチョンの報道によると、FDAチェンマイは20日、同局と消費者保護団体のFacebookページ「FDA Chiangmai」で、ジンダマニー粉薬にステロイドが混入している場合があると2020年から警告していたが、現在も販売中だと警告。「ジンダマニー漢方薬」「粉薬」などの名称で、市場や雑貨屋、ラザダやFacebookなどのオンライン通販でも販売しているという。
同県サーラピー郡やサンサーイ郡、ドーイサケット郡では、ステロイド入りジンダマニー粉薬による患者を確認。長期間服用すると、骨粗しょう症や胃穿孔、腎不全を引き起こすという。
ジンダマニーは主に、痛み止めとして伝統的に利用されている。