タイのペートンターン・シナワット首相は20日午後、東北部ウボンラーチャターニー県を訪れ、カンボジアとの係争地を管轄する第2軍司令官のブンシン中将と面会し、和解する予定。カンボジアのフン・セン上院議長との電話で、ペートンターン首相がブンシン中将を「敵」と呼ぶ場面がソーシャルメディアに流出し、非難の声が噴出していた。
公共放送PBSなどの報道によると、ペートンターン首相は同県訪問に先立ち、20日午前、首相府で国境地域7県(ウボンラーチャターニー、シーサケート、スリン、ブリーラム、トラート、チャンタブリー、サケーオ)の知事とオンライン会議を実施した。
ペートンターン首相は会議の中で、タイ誇り党の連立政権離脱により、同党のアヌティン氏が内務大臣を辞任したことに関し、「国内で変化があったが、変わらずに国と国民のために尽くしてほしい」と話した。
ペートンターン首相は先週、スリン県を訪問し、防空壕の増設について協議していた。