タイ商務省のピチャイ大臣は、5月の輸出額が前年同期比18.4%増の310億4460万ドル(1兆254億7700万バーツ)に達し、過去最高を記録したと明らかにした。石油・金・武器を除く輸出は同20.3%増。輸入額は同18%増の299億2810万ドル(1兆11億6200万バーツ)で、貿易収支は11億1640万ドル(243億1500万バーツ)の黒字。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、1~5月の輸出額は前年同期比14.9%増の1382億200万ドル(4兆6404億2600万バーツ)。輸入額は同11.3%増の1393億2590万ドル(4兆7363億6100万バーツ)。貿易収支は11億2390万ドル(959億3600万バーツ)の赤字。
デジタル経済の拡大に伴う電子製品の需要増加が輸出を支えた。コンピューターやハードディスクドライブ(HDD)、電子回路基板などの輸出が大幅に増加。キャッサバやドリアン、マンゴスチン、リュウガンなどの農産物も5カ月ぶりに回復した。
主要輸出市場別では、米国35.1%増、中国28%増、中東22.8%増、南アジア22.3%増、アフリカ21.4%増、欧州連合16.6%増、ASEAN8.8%増。