タイのペートンターン・シナワット首相は現地時間21日午後4時、英ロンドンの大手アジア系スーパー、ウィングイップを訪問し、イギリス市場でのタイ食品の消費拡大を訴えた。
マティチョンの報道によると、商務省のエカチャット副事務次官や、国際貿易振興局のポラウィッチ副局長ら商務省代表団などと共に、タイ食品を輸入している主要小売業者の同スーパーを訪問した。
ペートンターン首相は、タイ産の農産物や食品を視察。同行したウィングイップ幹部や支店長らは、ジャスミンライスや果物(ランブータン、マンゴスチン、ココナッツなど)、野菜、缶詰、調味料、冷凍食品、冷凍果物、飲料、スナックなど年間約5億バーツ相当の商品1000種類をタイから輸入しており、いずれもイギリスの消費者に人気だと説明した。
ウィングイップはイギリスを代表するアジア食品小売業者。約4500種類の外国産食品を取り扱い、バーミンガムやマンチェスター、クロイドン、クリックルウッドなどの主要都市にも支店がある。
訪問団は、タイで開催する食品見本市タイフェックス2025にウィングイップを招待。同社はタイの飲料やデザートの追加輸入を検討しているという。