バンコク在住者の56.1%が肥満状態で、他県の住民よりも非感染性疾患(NCD)のリスクが高いとソムサック保健大臣が述べた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、ソムサック保健相は18日、バンコクで開かれたNCDイベントに出席し、開会式で「NCDが生活の質に影響を与えている。糖尿病や高血圧、心臓血管と癌の問題は国家的課題だ」と挨拶。
NCDは公衆衛生システムへの負担となっており、住民の生活の質だけでなく、年間1.6兆バーツの経済損失を生み出していると指摘。都市住民の生活スタイルは多忙でストレスが多く、近隣住民との関係も希薄で、農村部の住民よりNCDリスクが高くなるという。
特にバンコク在住者は人工の56.1%が肥満で、全国平均39.4%より高かった。糖尿病患者も12.5%で、全国平均の9.5%より高いことが分かった。
イベントでは、ソムサック保健相の特別講演や、団地・高層住宅コミュニティにおける疾病予防と管理のモデル・ナトリウム摂取量の削減・低炭水化物メニューなどの展示があった。
同イベントには、モンティエン同省次官補、タイ糖尿病協会のワニー会長ら約400人が参加した。