2200万バーツ相当のコカイン7.4キログラムを密輸した疑いで、タイの税関は6日、スワンナプーム国際空港でブラジル人の20代の男女2人を逮捕したと明らかにした。
マティチョンの報道によると、2人はブラジルからエアーフランス航空の航空機に搭乗し、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港で乗り継ぎ、タイのスワンナプーム国際空港に到着した。
違法薬物の密輸情報を掴んでいた捜査チームは、エアーフランスの手荷物受取所を監視。容疑者の特徴と一致する男女2人を発見した。2人を追跡したところ、関税品の申告が不要な緑ゲートを通過しようとしたため、税関職員が2人のカバンを検査し、白い粉(7400グラム)が入ったプラスチック容器を見つけたという。
検査の結果、白い粉はコカインだと判明。末端価格は2220万バーツ相当だという。
関税局によると、麻薬密輸対策の強化を掲げる政府の方針に沿い、空港での取締を強化。関税局と麻薬取締委員会、麻薬取締局で構成するタスクフォースが共同で調歩データを分析している。
2025年度(2024年10月1日から2025年5月6日まで)麻薬取締統計によると、関税局は合計140件の薬物を押収。末端価格は総額8億67万バーツ。