タイ災害防止軽減局は7日、緊急災害警報システムの2回目の運用試験を実施した。2日に各県庁を対象とした小規模試験を実施したが、7日は各県のムアン郡やバンコクの行政区を対象に警報を発信。対象地域にいた外国人旅行者も、携帯電話に警報を受信した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、7日の中規模試験は、ランパーン県ムアン地区、ナコーンサワン県ムアン地区、コーンケーン県ムアン地区、スラートターニー県ムアン地区、バンコク都ディンデーン区で実施。精度や範囲、システム準備ともに良好な結果が得られたという。
携帯電話事業者AISの技術者チームは7日、現地を視察。ローミングSIMカードを利用している外国人旅行者を含めたエリア内の携帯電話利用者が、警報メッセージを受信したことを確認した。
3回目となる大規模テストは13日午後1時に実施。対象地域はチェンマイ県、ウドンターニー県、アユタヤ県、ナコーンシータンマラート県、バンコクとなる。
警報メッセージはタイ語と英語で、英語の場合は「This is a test message from Department of Disaster Prevention and Mitigation (DDPM). No action required」と表示される。