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　23日午前6時19分、タイ中部ナコーンパトム県ナコンチャイシー郡にある蝋人形館の工房で火災が発生した。消防隊が出動し、約2時間後に鎮火した。火災の原因は調査中。多くの蝋人形が焼失した。

　公共放送PBSによると、火災が発生したのは、高さ25メートルの３階建て建物。１階と２階で激しい炎が上がっていた。1階にはファイバープラスチックやシンナーなどの可燃物が多数保管されていたという。

　蝋人形館は1982年開館。タイの君主や有名な僧侶、国際的な著名人など、約120体の蝋人形が収蔵されていた。蝋人形は２階と3階にあり、避難できたのは約10体ほどだという。

　蝋人形の中には高額品もあり、損害額は約5000万バーツ以上の見込み。