タイ空港公社(AOT)のキラティ・キットマナワット氏が辞任を表明した。辞任は24日付で有効となる。
カオソッドなど現地報道によると、スリヤ運輸大臣は22日首相官邸で、キラティ社長の辞任申請を認めた。スリヤ氏はキラティ氏の辞任を、AOT取締役会長を務めるアピラット高速道路局から受け取ったと述べた。キラティ氏は辞任の理由について、高齢の両親の面倒を看たいと話しているという。
またスリヤ運輸相は、キラティ氏が政治的圧力で辞任したとの憶測を否定。キラティ氏はタイ貢献党が政権に就いた後、2年間も職務に就いていたと説明した。
AOTの新社長については、選任を開始する前に、社長代行を任命すると述べた。首相顧問団の一員で、AOT独立取締役のウィム・ルンワッタナチンダーが社長代行に任命されるとの噂については「根拠が無い」と否定した。
AOTは、スワンナプーム国際空港など主要6国際空港を運営。タイで最も収益性の高い国営企業の1つ。