ミャンマー大地震で倒壊したバンコク・チャトゥチャック地区の会計検査院ビルの救助現場で11日午前6時頃、救助隊員が瓦礫の下からスマートフォンのライトを発見した。レーダーで確認したところ、人の可能性が高いという。
カオソッドの報道によると、瓦礫のゾーンA~Dのうち、ゾーンBでライトを発見した。救助隊員が瓦礫の撤去を続けていたところ、内部に空洞があり、アンドロイドスマートフォンの電源が入る音が聞こえた。音はすぐに消えたが、ライトの光を確認した。
隊員が「生存者ですか」と尋ねると返事は無かったが、「生きているならスマホのライトを消して」と呼び掛けるとスマートフォンの光が消え、「ライトを点けて」と声を掛けると光が3~4回点滅した。
レーダーカメラで確認したところ、2~3人の人間の影を発見。1人目は深さ1メートル地点、2人目は3メートル地点にいた。腐敗臭はしていない。
現時点の空洞の幅はわずか50センチで、内部に入るのが困難な状態。救助隊は瓦礫の撤去を進めて、まず深さ1メートル地点にいる行方不明者の救助を目指す。