タイ商務省がこのほど発表した2月の国境貿易の総額は1540億バーツで、前年同月比19.9%増加した。輸出額は同20.8%増の860億バーツ、輸入額は同18.8%増の683億バーツで、貿易収支は176億バーツの黒字。
バンコク・ポストなど現地報道によると、1~2月は2990億バーツで、前年同期比10.9%増加した。輸出額は同12.1%増の1640億バーツ、輸入額は同9.6%増の1350億バーツ。貿易収支は286億バーツの黒字。
2月の主な輸出品はディーゼル燃料(33億6000万バーツ)、農工業製品(15億バーツ)、工業製品(13億6000万バーツ)など。
ミャンマーの詐欺コールセンター取り締まりにより、2月のミャンマーとの貿易額は174億7000万バーツと前月比3.25%減少した。隣国4カ国との貿易額はラオスが最も高く、マレーシア、ミャンマー、カンボジアと続いた。
1~2月の隣国4カ国との国境貿易は、前年同期比5.2%増の1700億バーツ。輸出額は同3.1%増の1010億バーツ。輸入額は同8.5%増の689億バーツ。
1~2月の隣国を経由した第三国への貿易は1290億バーツ。最大の貿易相手国は中国で、第三国貿易全体の55.5%を占めた。次いでシンガポール(48.8%)、ベトナム(20.6%)が続いた。