タイのペートンターン・シナワット首相は29日、地震警報システムのショートメッセージ(SMS)が遅れたことについて懸念を表明した。最初の地震は13時20分に発生したが、SMS警報が一般向けに発信されたのは14時44分だったという。
現地報道によると、ペートンターン首相は29日招集の緊急会議で、SMS警報の遅れについて国会災害警報センターと災害予防・軽減局(DDPM)に懸念を伝えた。DDPMのパサコーン局長は、気象局が地震活動を監視しているが、予測は不可能だと説明した。
13時20分に発災後、14時42分に国家放送通信委員会(NBTC)に最初のSMS警報を送信。その後、14時44分に一般向け警報を送信した。現在のシステムは一度に送信できるメッセージ数に制限があり、全員に届くまで大幅な遅延が生じるという。
ペートンターン首相は、「SMS配信が遅すぎる。解決すべき重大な問題だ。携帯電話事業者と協力を強化し、通信能力向上のためにあらゆる手段を講じる」と述べた。
一方、現地メディアは日本の全国瞬時警報システム(Jアラート)を紹介。地震と津波、台風、ミサイルの驚異など、頻繁に災害に直面する日本は、テレビやラジオ、携帯電話などを通じて警報を発出し、危機を管理してきたと報じた。