タイ商工会議所大学(UTCC)は、新年の消費額を前年比3.2%増の1093憶1300万バーツと予測した。国民の消費は慎重だが、経済回復の兆しを反映しているという。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、UTCCが実施した新年の支出に関する調査は12月16~21日、全国1300人を対象に実施。UTCC経済ビジネス予測センターのタナワット会長は、経済の見通しは明るいが、多くの消費者はわずかな改善しか感じておらず、消費に慎重だと述べた。
新年の消費計画については、宴会や宗教的寄付、衣服や靴、贈り物など個人的な活動で支出する人が多かった。
新年の旅行支出は海外旅行が54億7500万バーツ、国内旅行は459億9700万バーツで、合計514億7200万バーツに達する見込み。
一方、耐久財や生活用品、パーティー、寄付などその他の活動への支出は578億4100万バーツの見込み。人気の高い支出はプレセントバスケットの購入で26.5%。次いでパーティー開催費用、現金の配布、酒の購入だった。
新年の資金源に関しては、回答者の47%が給料や定期収入を利用する予定で、次いで貯金が多かった。特に今年の貯金を利用する人は昨年の37.4%から45.6%に増加しており、多くの人が給料で生活費を賄えない現状を表わしているという。