タイの映画制作会社GDH制作の映画「ラーンマー(英題:How To Make Millions Before Grandma Dies)」が、第97回アカデミー賞の最優秀国際長編映画部門の最終候補に選ばれた。タイの映画が最終候補にノミネートされるのは初めて。
マティチョンの報道によるとGDHは18日、同映画が同部門出品の85作品の予選を突破し、最終候補15作品の1つに選ばれたと公式フェイスブックで発表。公式ノミネートは2025年1月17日、最優秀賞は3月2日に発表される。
タイ映画は、1984年(第57回アカデミー賞)から約30作品以上が出品されている。今回、最終候補にノミネートされる15作品は以下の通り。
・ “I’m Still Here”( ブラジル)
・ “Universal Language”( カナダ)
・“Waves”( チェコ共和国)
・“The Girl with the Needle”( デンマーク)
・“Emilia Pérez”( フランス)
・“The Seed of the Sacred Fig”( ドイツ)
・“Touch”( アイスランド)
・“Kneecap”( アイルランド)
・“Vermiglio”(イタリア)
・“Flow”(ラトビア)
・“Armand”(ノルウェー)
・“From Ground Zero”(パレスチナ)
・“Dahomey”(セネガル)
・“How to Make Millions before Grandma Dies”(タイ)
・“Santosh”(イギリス)
同作品は、オンラインゲームをライブ配信することだけを夢見る、目標を持たない無職の青年Mを中心に展開。Mは母方の祖母がステージ4の癌であることを知り、祖母の世話を申し出るが、その動機は孝行ではなく祖母の家を相続することだった。