タイ商務省によると、今年1~10月のタイ国境貿易は前年同月比6.2%増加し、貿易額は1兆5100億バーツに達した。ピチャイ・ナリプタパン商務相によると、国は2027年までに国境貿易額を年間2兆バーツまで引き上げる目標を設定した。
バンコク・ポストの報道によると、輸出額は同5.6%増の8720億バーツ、輸入額は同6.9%増の6430億バーツで、2290億バーツの黒字。
同省は地元機関や企業と共同で、メコン川上流域の重要な貿易ルートである北部チェンライ県のチェンセーン港の強化に取り組んでいる。1~10月の同港の貿易額は59億6000万バーツに達し、同21.5%増加した。輸出額は56億5000万バーツ、輸入額は3億1200万バーツだったで、中国への果物出荷による巨額の貿易黒字となった。
中国は今年7月、メコン川経由のタイ産果物輸入の促進のため、雲南省に検問所を新設している。