タイ・バンコクの都議会は10月30日、ゴミ収集の新料金を決定した。ゴミを分別する家庭は、現在の1世帯当たり80バーツを20バーツに大幅割引する。
マティチョンなどの報道によると、バンコク都会議は賛成34、反対0、棄権2でゴミ回収手数料の改定を承認した。新料金は180日後に有効となる。
チャクラパン副知事は、2019年に制定した1世帯当たり80バーツの料金が高いため、改訂することにしたと発表。ゴミ分別をする世帯は20バーツ、分別しない世帯は60バーツを徴収する。
割引料金の適用のため、住民はアプリに登録する必要がある。担当者が世帯を訪問して分別状況を確認する。
バンコク都庁によると、都内約200万世帯のうち、収集前にゴミを分別しているのは約5万世帯。処理費用は1トン当たり約2300バーツで赤字となっている。