トヨタ・モーター・タイランドの28日発表によると、2024年9月のタイ国内自動車販売台数は3万9048台で、前年同期比37.1%減少した。プラチャーチャート・トゥラキットによると53カ月で最低を記録した。
家計債務が高水準にある中、金融機関のローン審査厳格化が重しとなり、売上げは大幅に減少した。バンコク・ポストによると、金融機関は自動車ローンの融資に慎重な姿勢が続いており、融資申請の拒否率は50~60%に及ぶという。
同社のスパコーン副社長によると、乗用車は1万5668台(同38.4%減)、商用車は2万3380台(36.2%減)、1トンピックアップトラックは1万3972台(同40.1%減)。
電動車(xEV)は同21%減の1万3102台で、市場の34%を占めた。ハイブリッド自動車(HEV)は同11%減の7355台、バッテリー式電気自動車(BEV)は同32%増の4982台。
ブランド別では、1位:トヨタ1万5311台(同27.6%減、市場シェア率39.2%)、2位:いすゞ6080台(同44.2%減、シェア率15.6%)、3位:ホンダ4365台(同52.1%減、シェア率11.2%)。
1~8月の自動車販売台数は43万8659台で、前年同期比25.3%減。乗用車は同22.7%減の16万9862台、商用車は同26.8%減の26万8797台、1トンピックアップトラックは同40%減の15万3504台、ピュアピックアップトラックは同39.3%減の12万6560台。