タイ・バンコクのミシュラン一つ星食堂「ジェイ・ファイ」の店主ホクロおばさん(ジェイ・ファイさん)は28日、食堂を2025年に閉店すると発表した。同店は7年連続で一つ星を獲得した人気店。
カオソッドの報道によると、ホクロおばさんは、81歳となった自身の年齢やコスト維持の困難さから引退を決めたと述べた。バンコク・ポストによると、ホクロ姐さんは食堂の営業日を週6日から4日に減らし、休業をほのめかしていたという。早朝から材料の品質を自ら確認するため、とても疲れると認めた。
ホクロおばさんは今後、韓国の食品会社とのコラボレーションなど、食品業界の他分野に転職するつもりだという。
タイ国政府観光庁(TAT)のタパニー・キアットパイブーン総裁は28日、食堂の閉店について「とても残念でならない。食堂は国内外でも有名で、観光促進のソフトパワーとして貢献してきた」と惜しんだ。
TATによると、同店は新鮮なカニやエビを使ったシーフード料理が人気のバンコクのローカル食堂。看板メニューは新鮮なカニ身がたっぷり詰まったオムレツ「カイチアオ・プー」。