タイ商務省事業開発局(DBD)の17日発表によると、4月の新規企業登記は、前年同期比8.09%増の6530件で、記録がある過去101年間で最高を記録した。登録資本金は同30.5%の272億7187万バーツだった。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、DBDのオラモン局長は、先月26日に承認された政府の2024年度予算の執行が始まったことや、デジタルウォレット政策の進行、観光促進政策の影響で、新規登記が増加したと述べた。
業種別では多い順に、不動産業が565件、建築業が455件、飲食業が329件。
1~4月の新規企業登記は、前年同期2.14%減の3万1533件。今年上半期の新規企業登記は、4万4000件~4万7000件を見込んでいる。登録資本金は同73.59%減の952憶1241万バーツ。前年に実施された、登録資本金1000億バーツ以上の大型企業合併の影響で減少した。
4月の倒産件数は、前年同月比13.46%減の810件。登録資本金は同1.55%減の50億9683万バーツ。業種別では多い順に、建築業が88件、不動産業が44件、飲食業が29件。
1~4月の倒産件数は、前年同期比13.92%減の3619件。登録資本金は同51.41%減の170億4040万バーツ。新規登記と倒産の比率は、9対1だった。
4月30日時点で営業中の企業は190万8768件で、登録資本金は29兆9500億バーツ。法人は91万7916件。株式会社は71万4622件で、登録資本金は15兆9800億バーツ。パートナーシップ会社は20万1834件で、登録資本金は4800億バーツ。公開会社は1460件で、登録資本金は5兆7400億バーツ。