タイで交通事故が増加するソンクラーン期間中の「危険な7日間」(4月11日から17日)に発生した交通事故件数は2044件、負傷者は2060人、死者は287人だった。アヌティン・チャーンウィーラクーン内務大臣が18日にデータを公表した。
タイラットの報道によると、事故件数最多は、北部チェンライ県で82件。死者数も17人で最多となった。負傷者数最多は北部プレー県で80人。77県中7県では、交通死亡事故は発生していない。
アヌティン内務相は、事故件数と負傷者数は前年比で減少したが、死者数は増加したと述べた。スピード違反や飲酒運転、割り込みが主な事故原因で、二輪車の事故が最多。ヘルメットの未着用も負傷・死亡の原因になったと指摘した。
4月17日の交通事故のデータは、事故件数224件、負傷者224人、死者28人。事故原因はスピード違反が最多で46%。次いで割り込み(19%)、飲酒運転(13%)と続いた。二輪車による事故は82%。事故発生場所は直行道路が82%、国道が42%、町・村道が29%。事故発生時間は、午後5時から午後6時が最多(8%)。死者の年齢は30~39歳が最多で17%だった。