カオソッド・オンラインの報道によると、タイ中部スパンブリー県ムアンスパンブリー郡で17日午後3時頃、花火工場が爆発し、現場にいた従業員や工場長の妻、息子など、23人全員が死亡した。
工場長のスリヤ氏(56歳)は当時、外出中だった。「給油中に工場が爆発したと連絡があった。工場内には花火80個を保管しており、発送予定の箱が5~6個あったが、今はどうすれば良いのか分からない。今後は花火作りを止める。妻がいないのに、3人の子供の世話もある」と話した。
バンコク・ポストの報道によると、2022年11月、同工場では1人が死亡する爆発事故が起きていた。今回の爆発の原因は不明。警察と地元当局が調査を進めている。
2008年から2023年までの15年間で、タイの花火工場・倉庫で発生した爆発事故は24件。昨年7月には、ナラティワート県で11人死亡、389人が負傷するなど、甚大な被害をもたらしている。