タイのセター内閣は10月31日、エネルギー省の提案に基づき、ガソホール91(エタノール10%混合のレギュラーガソリン)の物品税を、1リットル当たり最大2.5バーツ引き下げることで大筋合意した。期間は11月7日から3カ月間。マティチョン・オンラインなど各メディアが報じた。
エネルギー省のピラパン大臣は31日、個人のフェイスブックで、内閣に値下げの提案をすると明らかにしていた。3カ月間の減税で、政府は約10億バーツの歳入を失うという。
バンコク・ポストによると、ガソホール91の現在価格は、1リットル当たり37.98バーツ。
ガソリンスタンドを運営するPTGエナジーのランサン最高財務責任者は、減税でガソホール91の使用増加が見込まれるが、ガソリンとガソホールの全体的な消費量は大きく変わらないだろうと述べた。
エネルギー省によると、1~8月のガソリン・ガソホールの1日当たりの消費量は、前年同期比5.5%増の3190万リットル。