タイの首都バンコクの商業施設サイアムパラゴンで3日、7人が死傷した銃乱射事件で逮捕された14歳の少年の犯行動機について、ネット上では憶測が飛び交っている。「ゲーム依存症」を真っ先に指摘する論調に対し、タイのX(旧ツイッター)では「#อย่าโทษเกมส์(ゲームを責めるな)」がトレンド入り。「ゲームを責めるな。犯行動機には複数の要素がある」との声が上がった。
マティチョン・オンラインの報道によると、タイの有名ゲームチーム「BACON」はタイ語と英語で声明を発表。被害者と遺族へのお悔やみと共に、「タイのゲーム産業は国際競技のEスポーツに参加するまでに進歩している。ゲームで遊ぶことは犯罪を助長することではないと断言する」と延べ、根拠のない憶測を批判した。
一方、ゲーム業界支援団体のProgressive Game Industryも声明を発表。容疑者の犯行の原因をゲーム依存症だと断定せず、関係者は早急に事実を発表してもらいたいとしている。