タイ・コメ輸出業協会のチャルーン会長は9月29日、8月のコメ輸出量は前月比4.3%増の63万567トン、輸出額は同8.9%増の129憶5300万バーツだったと発表した。在庫調達の需要が貿易相手国で高まっていることや、インドのコメ禁輸などが影響した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、1~8月のコメ輸出量は、前年同期比10.4%増の527万4360トン、輸出額は同19.9%増の1003憶6970万バーツだった。
チャルーン会長は9月のコメ輸出量について、約70~80万トンと予測。国内在庫の補充や年末に向けた予備のため、アフリカや中東、アセアン諸国からの需要が継続すると説明した。またインドネシアやフィリピンは、エルニーニョ現象による国内収穫量への影響を懸念。輸出より国内備蓄の調達を優先しているという。