プラチャーチャート・トゥラキットの21日付報道によると、タイ保健省のチョンラナーン大臣は、インフルエンザ感染者が昨年比3倍に増加していると明らかにした。
チョンラナーン大臣は、コロナ渦が明けて国民のマスク着用が緩やかになっていると述べた。呼吸器に関連する感染症が増加しているため、保健省は高リスクグループを対象に、ワクチン接種を緊急で実施する。対象は幼児や高齢者、妊婦など。
今年1月から9月9日までのインフルエンザ累積感染者数は15万4829人。感染率は10万人当たり233.95人で、死者は3人。死亡率は0.001%。
一方、デング熱の今年1月9月13日までの累積感染者数は9万1979人。感染率は10万人当たり139.09。44県で93人が死亡した。死亡率は0.1%。
デング熱の発生率が高い地域は北部と東部、南部。5~14歳と15~24歳の感染率が高く、死者は55~64歳が最も多かった。55~64歳の死亡率は0.21%、25~34歳は0.17%。35歳以上の成人は、子供より死亡リスクが2~3倍高いとして注意を呼び掛けている。