7月下旬から8月上旬の祝日期間に国内旅行が増加するタイでは、ホテルや航空会社を装った詐欺が報告されている。タイ字紙プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
報道によると、被害者はカオヤイ国立公園(タイ東北部)エリアのホテルに、フェイスブック経由で宿泊予約をした。料金振り込みのメッセージを受け取ったが、運営会社やホテルではなく個人の口座だったため、不審に思いホテルに問い合わせたところ、詐欺のフェイスブックページだと分かったという。ホテル側が数カ月前、同ページを通報していた。
サイバー警察の話によると、航空会社の関係者に成りすまし、「無料券をプレゼントする」などとメッセージを送信してくるケースもあるという。被害者がメッセージに添付されたリンクからLINEのフレンド登録をすると、銀行の暗号コードを抜き取られ、犯人の口座へ送金された被害があった。
サイバー警察は旅行者に対し、送金前に宿泊先などに確認するよう注意を呼び掛けている。