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　タイ商務省事業開発局（DBD）の5月30日発表によると、１～３月のバイク販売台数は55万7843台で、同期間の乗用車販売台数（12万2812台）の4.5倍だったと発表した。1月は17万4980台、2月は17万9091台、3月は20万3772台だった。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。

　駐車場の多さや渋滞時の移動のしやすさ、燃料・メンテナンス費用の安さなどが要因。一方で交通事故率の高さが問題となっており、運輸省陸運局によると、2022年の交通事故による死者は1万7347人で、そのうち約半数の8751人がバイク関連の事故だった。

　またDBD局長は、バイク関連企業の新規登記が増加しているというレポートを、同局のビジネス分析チームが作成したと述べた。2020年の新規登記は194件、登録資本金は3億3056万バーツ、2021年は183件（前年比5.67％減）、2億3735万バーツ（同28.2％減）だったのに対し、2022年は同54.6％増の283件、同121.5％増の5億2567万バーツだった。

　今年1～4月は、新規登記は前年同期比41％増の134件、登録資本金は同51％増の1億9306万バーツだった。

　バイク業界の2022年の業績は、売上高が3980億バーツ（前年比8.46％減）、純利益は351億バーツ（前年比4.87％減）だった。2021年は売上高が3730億バーツ（同6.25％減）、純利益が261億バーツ（同25.69％減）。2019年は売上高が4350億バーツ、純利益は370億バーツだった。

　バイク事業への投資は、タイ人が全体の62％を占め、総額216億バーツだった。海外投資は日本が最多で118億バーツ。続いて中国は4億1900万バーツ、マレーシアは2億2100万バーツだった。

　4月30日時点のバイク関連企業は3690件で、全企業（87万1041件）の0.42％。登録資本金は349億6303万バーツで、全産業（21.23兆バーツ）の0.16％となっている。