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　「社会をよりよくするために、社会課題の解決に関与していきたい」と考えているタイ国は81％――。調査会社のクロス・マーケティング（本社：東京都新宿区）が6カ国で実施したアンケートで、タイ人は社会課題の解決に最も意欲的だということが分かった。2位はインド（80％）、3位は中国（68％）。

　調査は「Withコロナ」の生活様態の把握を目的に、日本・中国・タイ・インド・アメリカ・ドイツの6か国で、20～69歳の男女各国500人を対象に2022年12月16～26日に実施した。

　「現在、景気が良いと感じる」割合は、インドが76%で1位だった。日本は「思わない」と感じる人が59％で、6カ国中最も多かった。タイも52％で2番目に多く、経済の先行きに不安を感じていることがうかがえた。

　「10年後の国の状態は、今より良くなっている」と答えたのは、インドは84%、中国は82%、タイは73%で、「10年後の自分の生活は、今より良くなっている」と答えたのも、インドは87%、タイは83%、中国は78%と高く、アジア3か国の国民が将来への展望を明るく捉えていることが分かった。一方、日本は国・自分の生活ともに「今より良くなっていると思わない割合」が6カ国中最も高く、将来の見通しに不安を感じている人が多かった。

　「生活に求めること」の1位に「幸福な生活」があがった国は、タイ、インド、アメリカ、中国だった。日本は1位が「安定した生活」、2位は「落ち着いた生活」、3位は「のんびりした生活」で、平穏な生活を望む意識が強く、他の5か国とは一線を画した。またインドは2位に「成長した生活」があがっており、上昇志向がうかがえた。