バンコクのフアイクワン警察が、台湾の女優Charlene Anさんを検問から解放する代わりに金銭を支払うよう脅迫した事件で、バンコク警視庁は30日、強要した可能性があることを認め、謝罪した。地元メディアが一斉に報じた。
カオソッド紙によると、7人の警察官が起訴される可能性があるという。フアイクワン警察署長は異動処分となった。
事件についてタイ警察は、Charlene Anさんがタイでは違法とされている電子タバコを所持していたと説明。調査の結果、フアイクワン警察が金銭の支払いを強要していないと断言していたが、のちにCharlene Anさんと一緒に行動していた女性が警察に2万7000バーツを支払ったと証言した。
Charlene Anさんは昨年12月29日から1月5日までタイに滞在。1月4日の早朝、フワイクワーン警察署の管轄下にある中国大使館前の検問所で警察に呼び止められ、持ち物検査やビザの確認で2時間以上拘束されたという。解放と引き換えに金銭を支払うよう要求されたことから、2万7000バーツを支払ったと説明していた。彼女はインスタグラムで、「もう二度とタイに行くつもりはない」と語った。