タイ警察に衝撃が走った。スワンナプーム国際空港に到着したある中国人女性が、料金を支払ってタイ警察の先導・警備サービスを受けたとネットに投稿した。タイ当局は事件に関与したとされる警察官3人を調査する委員会を設置し、処罰を検討する方針。カオソッド紙などタイ各紙が報じた。
中国人TikTokインフルエンサーの@choudan0302さんは19日午後10時頃に空港に到着。投稿された動画には、警察の制服を着た数人のチームが白バイとパトカーでタクシーを先導・警備し、サイレンを鳴らしながら人気観光地パタヤ(チョンブリー県)まで移動する様子が映っている。
女性によると、料金はパトカーの車列が7000バーツ、バイクの先導が6000バーツで、渋滞を避けて1時間ほどで到着した。警官らは女性と女性の母親を飛行機からエスコートし、入国審査と税関を通過してタクシーまで荷物を運んだという。
さらに中国のSNS上では、タイ国内で利用できる有料サービスが拡散されているという。タイ警察による先導・警備サービスの他に、警察護衛のレンタルなども含まれており、カオソッド紙は「調査する必要がある」と報じている。