バンコク都は、隣県のサムットサーコーン県で多数の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受けて、感染拡大を阻止するため様々な対策を講じると発表した。
隣県と隣接するバーンクンティアン区、バーンボーン区、ノーンケーム区は、本日から14日間学校を休校とすることが決まったほか、仕事でサムットサーコーン県とバンコク都内を往来している人は在宅ワークに切り替えること、年末年始のイベントなど多くの人が集まる企画を中止すること、バンコク都内に外国人を対象とする検問を多数設置し監視すること、建設現場などにある外国人労働者向けキャンプにおいて新型コロナウイルス検査を徹底すること、飲食店・ホテル・デパート・ナイトクラブなどは客の体温検査などを徹底しマスクの着用義務付けを徹底することなどの対策を決めた。
ここ数日でサムットサーコーン県を中心に新型コロナウイルス感染者が約700人確認されており、国内感染拡大を懸念する声が上がっている。感染者の多くは外国人労働者とされている。